注文住宅で失敗しない秘密を公開中です
ハウスメーカーは総額2800万程度で収まるの?
条件にもよって異なりますが、注文住宅をハウスメーカーに依頼し、総工費2800万円に押さえることは可能です。費用の条件をそれぞれチェックして、あなたの理想の注文住宅を手に入れましょう。
坪単価の確認
基本的な大手ハウスメーカーの坪単価ですが、30万円から70万円です。一般的な注文住宅の坪数ですが、40坪から60坪が多いでしょう。単純な計算ですが、ハウスメーカーに注文住宅を依頼すれば坪単価1200万円から2800万円に押さえることが可能です。
しかし、ここで注意したいのはハウスメーカーが提供しているこの価格は総額ではないという事です。注文住宅にはその他費用が必要になります。これらの総額を2800万円に抑える必要があるので忘れないようにしましょう。
まず、坪単価のほかに必要な料金を見ていきましょう。坪単価だけで注文住宅を建設することはできず、本体工事費以外にも費用は必要になってきます。大事なことは見積書を出してもらい、総額がどれくらいになるのかを知っておくことです。きちんとメーカーや業者に確認を取っておきましょう。
どんな費用が必要になるか?
注文住宅では本体建築費のほかに別途費用が必要になります。自分が総額2800万円で注文住宅を建てようと思っていたら、きちんと諸経費のことを見積書などで確認しなければいけません。契約した後に別途費用の存在に気づくと大きなトラブルに発展する恐れも出てくるからです。
まず、ガスや電気工事、排水設備などの付帯工事費用です。注文住宅にはガスや電気・水道の排水機能、地盤の調整など注文住宅以外に必要な工事があります。
これは総額の10パーセントから20パーセント必要と言われています。総額2800万円が限度だとすると、これに掛けられるお金は約600万円です。付帯工事の料金はきちんと把握しておきましょう。
悪質な業者だと見積書に付帯工事の内容を明記せずに工事を進めるところがあります。見積もりで下水などの処理がないので、後から付帯工事をしなければならなくなり、思わぬ出費になってしまうトラブルも起きています。
そのため、安く済むと思っていた注文住宅の費用が結果を見ればオーバーしてしまった。こうしたトラブルに発展しかねません。それを防ぐ意味でも不帯工事の内容はしっかり見積書で把握し、全体の総額をチェックしましょう。
またローンや税金などの手続き上必要になる費用も考えないといけません。総額の10パーセントほどがこの費用にかかるといわれています。不動産会社に手数料や仲介料として支払うお金もありますが、住宅を購入したら発生する不動産登記の費用も忘れてはいけません。
土地や建物の所有者になったら、不動産登記を行わなければなりません。住所や氏名を国に登録するだけですが、登記には税金が必要になります。
ほかにも契約書上の印紙代などがかかり、積み重なってくるとかなりの額になります。税金対策をしっかり考えておかないと、契約の段階で予想していた予算をオーバーしてしまう可能性もあります。
費用を抑えたい場合のテクニック
注文住宅の総工費を2800万円で済ませるなら費用を節約する条件も考えないといけません。普通に考えると、40坪で坪単価50万円の注文住宅を依頼するのが1つの流れになります。
電気工事やガス・水道の工事、税金などの諸経費が500万円に設定し、税金対策などの費用を10万円にすれば、ギリギリ予算である2800万円に押さえることが可能です。
もちろん、40坪を20坪に変えたり、付帯工事の内容がスムーズにいけば費用の面でかなり押さえることができるでしょう。しかし、全国どこでもこの条件でハウスメーカーの注文住宅が建築できるわけではありません。注文住宅の建築には注意点がいろいろあるからです。
まず、土地の相性です。土地に水気が多かったりすれば、基礎工事の段階で強度を上げる工事を行わなければなりません。逆に土地が固ければ、採掘機械のような専門的な工具が必要になり、費用が高くなってしまう恐れが考えられます。これは水道やガスなどの付帯工事費に影響を与えます。
土地の条件によって工事内容が異なる付帯工事費はきちんと営業マンに確認を取り、自分の予算をオーバーしないかチェックしましょう。注文住宅は自分で家の内容を決め、理想の家を建築できる方法です。拘りが強ければ強いほど費用は必要になり、予算の圧迫を行います。
建築方法が木造ではなく、鉄筋コンクリートにすれば高くなります。逆に鉄筋コンクリートではなく、木造建築にすれば費用の面を抑えることも可能です。
キッチンやバスルームのグレードやオプションをなくし、標準仕様の注文住宅を依頼すれば費用をよりリーズナブルに設定できるでしょう。総工費2800万円は注文住宅を建てる土地や坪数、建築方法、付帯工事費の内容、税金などによって内容は大きく異なります。
ハウスメーカーの営業マンと相談し、自分の出せる費用に近づけるよう相談し、見積もりを出してもらうといいでしょう。安心性も重要ですが、予定費用をオーバーしては意味がありません。この部分はきちんと考えておきましょう。
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