注文住宅で失敗しない秘密を公開中です
家を新築するための費用内訳を理解しておこう！
家を新築するためには様々な費用というのがかかってくるのですが、その内訳について知っておくことも大切なことです。特に注文住宅を建てるといった時には、土地を購入する代金、家そのものにかかる代金とは別に多くの費用がかかってきます。
本体工事費用、別途工事費用、諸費用という3つのカテゴリがあり、これら3つの費用をあわせて総費用と呼びます。
本体工事費用ってどんなものを指すの？
総費用の内、最も大きな内訳となるのが本体工事費用だと言われています。建てる家にもよるのですが、およそそう費用の7割程度を占めるものだと考えて良いでしょう。この本体工事費用とはその名の通りに建物を建てる時にかかるお金のことを指しています。
飽くまでも建物の工事代金のみとなるので、庭であったり、自宅に駐車場を作るといった費用は含まれていません。一般的に住宅の広告などで掲載されているのは、この本体工事費用であることが多く、実際に話を聞いてみると、他にも別途工事費用や諸費用がかかることを言われて、驚いてしまうケースも少なくないようです。
単純な計算をしてみると、仮に1500万円で注文住宅を建てることができるという広告があったとしてください。
この価格が本体工事費用を指しているケースですと、1500万円というのは7がけの数字だということになります。
つまり、別途工事費用や諸費用などを加えると、2000万円近い価格になるという話です。
本体工事費用でかかる工事費というのは、家を土台から支えるための基礎工事、構造材などを組立、加工する大工仕事に関する費用、空調設備やお風呂、トイレといった水回りの設備工事、家電製品を使うためのコンセントを取り付ける電気工事などが代表的でしょうか。
他にも家の外壁を作るための工事であったり、ともかく家を建てるための工事費用というのはすべてここに含まれると考えてください。
別途工事費用の内訳って？
では、総費用において本体工事費用についでかかるとされる別途工事費用についても知っておきましょう。注文住宅を建てる際に家そのものの工事にかかるのが本体工事費用なら、別途工事費用とは建物以外にかかる費用です。
総費用における内訳として別途工事費用が占める割合はおよそ2割だと考えてください。
ただし、2割といっても家を建てる土地などの条件によって、この別途工事費用というのは大きく変わってきます。
例えばですが、高低差のある土地に住宅を建てる場合であったり、道路から大きく離れている場所の土地を購入したというケースでは、水道管などを引き込むための工事費用が嵩んでしまうので、費用として高くなってしまうのです。
他にも地盤が脆弱な土地の場合は地盤の改良をしなければ、住宅を建築できないケースもあるので土地を購入する時には十分考慮しておく必要があるでしょう。
仮に安価な土地があってお買い得ですよという話があっても、実際には別途工事費用でかなりの額がかかってしまうケースもあるので、注意してください。
逆に、地盤が整備されている住宅地を購入したという場合は、別途工事費用も安くなる可能性があります。代表的な工事としては、購入した土地に家がある場合の解体工事費用、地盤を調査するための地盤調査費用、駐車場や庭などを作るための工事などが該当します。
ちなみにですが、本体工事費用と別途工事費用の2つをあわせたものを建築工事費用と呼ぶことがあるので覚えておくと良いかもしれません。
諸費用っていったいどんなお金のこと？
注文住宅を建築する時の最後の費用が諸費用です。総費用における諸費用の内訳というのはあまり大きくなく、およそ1割ほどになります。どんな費用なのかと言うと、諸々の雑費であると考えてください。
例えばですが、住宅ローンを組む時の事務手数料であったり、各種保険に加入する際の保険料、家具や家電などを購入する費用です。土地や建物を登記する時の費用、不動産屋に支払う仲介手数料、各種税金などについても諸費用の内に入ります。
他に工事途中で追加工事を発注した時などに発生する費用も諸費用に含まれると考えてください。先ほど、内訳としては1割ほどになるとは書きましたが、一般的には7％程度で収まることが多いようです。
しかし、この諸費用についても工事内容など条件次第では予想よりも増えてしまう可能性が高いと言って良いでしょう。ですので、だいたい1割程度と考えて予算を確保しておくことをお勧めします。
住宅ローンを組む時には諸費用くらいは自費で用意すべきという話も多いのですが、金額が流動的であったりするので言われると考えて良いでしょう。勿論、諸費用を含めて住宅ローンで対応することもできるので、その点はしっかりと金融機関に相談してみてください。
こうして見ると総費用として3000万円程度だと考えている場合、家そのものに使える金額というのは、2100万程度でしかないことがわかります。この金額を超えてしまうと予算オーバーになってしまうので、その点も考慮して注文住宅の購入を行うようにしてください。
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