注文住宅で失敗しない秘密を公開中です
注文住宅の値引き交渉…本当にできるの？
注文住宅を建てる時に最も気になってくるのが、値引きできるのかということです。特に都内など地価の高いところで注文住宅を建てるのなら、その価格というのはかなり大きなものになってしまいますので、少しでも安くしたいと考える人は多いでしょう。
しかし、注文住宅の場合は自分ですべてを選択することになるので、そこから値引きをしてもらえるかどうかが不安だと感じるケースも少なくありません。そこで注文住宅において値引き交渉ができるのかどうかを考えてみます。
注文住宅では値引き交渉は可能なの？
先に結論から書いておきますと、注文住宅の購入において値引き交渉は可能です。そもそもの話になるのですが、注文住宅というのは1軒1軒において価格が異なるものですので、相場というものが存在しません。
例えば自動車の購入を考えるとわかりやすいかもしれませんが、自動車の場合はハッキリとした売値というものが存在します。この売値に対して、いくら値引きをしてくれるのかということで交渉できるので、非常にわかりやすいと言って良いでしょう。
反面で注文住宅の場合には定価となる売値が存在しません。ですので、いくら値引きしますと言われてしまっても、他の部分で値引き分が相殺されているのではと思ってしまう人も多いはずです。
特に建材などで目に見えない部分に本来では使用されないグレードの低いものを使われてしまったりすると、素人目ではそれを確認する術すらありません。そこで注文住宅では値引きができないと思っている人も多いのですが、実はそうではありません。
まず大切なことは自分が建てる家の価格を相場を知り、その相場でもって交渉をしていくことになります。ここで大切なのは、土地と住宅工事をあわせた総額で判断することです。総額以外の部分でいくら値引きをしますと言われても、それはどちらかの分で調整することができるので注意しておきましょう。
具体的に値引きするためには準備しておこう
注文住宅における値引き交渉というのは、ともかく準備が大切です。では、どのような準備をするのかというと、ともかく相見積もりをとるようにしてください。
相見積もりというのは複数の建築会社から見積もりをとることであり、同じ条件にした場合いくらで家が建つのかという形で見積もりをするのです。結果、見積もりとしてはとてもわかりやすくなるので、比較検討がしやすくなってきます。
住宅というのは一生にそう何度も購入するものではないので、1社の建築会社しか見積もりをとらないという人は少ないでしょう。しかし、2社や3社という程度でも少ないといえるので、なるべく多くのところから見積もりをもらうようにしてください。
最近ではネットを介して複数社に一括して見積もりを依頼できるサービスなどもあるので、積極的に利用していくと良いでしょう。自分で1社1社に連絡をしていくよりは、はるかに効率良く見積もりを集めることができるからです。
実際の値引き交渉はどうやって行うの？
では、具体的に注文住宅を購入する時の値引き交渉の仕方を考えてみます。まず最初に気をつけておきたいことは、他社と相見積もりをとっていることをハッキリと告げるようにしてください。
建築会社の営業マンとしても、相見積もりをとられていることは前提としていますが、ハッキリと告げるのとそうでないのとでは交渉のしやすさが違ってきます。基本的な交渉戦術としては、A社ではこの額になったけれどという形で話を切り出していく方法です。
常に複数社と見積額を比較していき、最終的にはオプションをつけてもらうなどの形であっても交渉を進めていくと良いでしょう。こうした交渉をしながらどの建築会社なら信用できるのかといったことを判断していくのも重要なことだと言えます。
最終的にここだと決めた建築会社があれば、最終的におたくともう1社のどちらかで決めたいと思っているのだけど、決め手になるような条件を出してもらえないかと切り出してみましょう。ここで建築会社の方がギリギリの値引きに応じているのなら、営業マンだけではなく担当部署の責任者にまで話がいくはずです。
ここまで交渉が進んでしまった場合、それ以上の値引きというのは交渉せずに最終案だと考えてください。相手の建築会社にしても責任者が出てくるということはメンツをかけてきていると判断できるので、それ以上の値引き交渉というのは顔に泥を塗ることになってしまいます。
建築会社との付き合いというのは工事の発注を決めた時だけではなく、住宅が完成し、引渡が行われた後も長らく続いていくものです。お互いに良い関係を築いていきたいのなら、値引き交渉といっても限度があることを覚えておきましょう。
アフターサービスも含めると、今後数十年と付き合っていく会社ですので、両者ともにウィンウィンの関係になることを心がけるのも値引き交渉の1つです。ここで注意しておきたいこととしては、値引率だけで建築会社を決めないようにすることでしょう。
先程も書きましたが、他社と比較して大幅に値下げをしてくるような建築会社の場合、工事でどんなことが起こるかわからないので、総合的に判断した上で決めるようにしてください。
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