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建築条件付きの土地総額が安くなるのはなぜ?
土地を購入する時にはいくつかのケースがありますが、その中でも注目されているのが建築条件付きの土地です。どうして建築条件付きの土地が注目されているのかと言うと、土地総額が安くつく点にあります。
注文住宅の場合、どうしてもこだわった家を建てようとするとその費用が嵩んでしまうものですが、予算に見合ったものでないと計画そのものが進みません。
そこで土地と建物でどのようにして予算を配分するかが大きなポイントになってくるのですが、建築条件付きの土地ですと思ったよりも安くつくことがあるのです。ここでは建築条件付きの土地がどうして安くなるのかを考えてみましょう。
どうして建築条件付きの土地だと総額が安くなるの?
建築条件付きの土地だと総額が安くなる理由はとても簡単です。建築条件付きの土地というのは建築工事を請負うことになる業者が指定されているものなので、その分値引きすることができるのだと考えてください。
言い方が悪くなるかもしれませんが、紐付の土地であることが条件の代わりに、価格を相場よりも安く設定していると言っても過言ではありません。土地の代金を安くした分は、建築工事を請負うことによって相殺することができるなどの理由があるので、業者としてもトータルで見た場合は損をすることがないのです。
ですので、建築条件付きの土地を販売しているのは、ほとんどが建築業者によるものだと言って良いでしょう。
簡単に書いてしまいますと、うちで工事を引き受けるので土地はお安くしますよ、というのが建築条件付きの土地になります。
ただし、建築条件付きの土地の中には注文住宅といっても工事内容を制限しているケースもあるようです。注文住宅最大のメリットとも言えるのが、外観や間取りなどを自由にデザインできるところなのですが、建築条件付きの土地ですとあらかじめ設定されているものの中から選ばないといけないというケースもあるからです。
その分、土地の価格が安価になっているなどのメリットもあるのですが、良く条件を勘案した上で購入するようにしてください。
そもそも建築条件付きの土地ってなんのこと?
建築条件付きの土地というのは、簡単に書いてしまうと土地の売り主が指定するハウスメーカーであったり、工務店などで住宅を建築することを条件にした土地のことです。一般的な建築条件付きの土地の場合、この指定された条件を覆すことができないのですが、指定されるメーカーや工務店が複数あるといったケースもあります。
まれに建築条件を外すことができる土地もあるようですが、ほとんどないと考えておくと良いでしょう。ちなみに、建築条件付きの土地の場合は、購入後に建築工事着工までの期限が定められているケースもあるようです。
もともとは不動産公正取引協議にて、購入後3ヶ月以内という形で定められていたのですが、現在はハッキリとした期間設定はありません。ハッキリとした期間設定がないと言っても土地の売買契約を結ぶ時には、売主と買主とで設定されるようになっています。ただし、通例として3ヶ月以内が用いられていると考えて良いでしょう。
この期間内に工事の請負契約がなされなかった場合というのは、土地の売買契約そのものが解除されてしまうのも覚えておいてください。建築条件付きの土地というのは工事請負契約が成立しなければ、購入したことにならないのが注意点だと言えます。
仮に工事請負契約が成立せずに売買契約が解除された場合、支払った手付金などの費用はどうなるのと気になる人もいるかもしれません。土地売買の契約が解除された場合、支払をしている諸々の費用というのは全額返金されるようになっているので安心してください。
建築条件付きの土地を購入するメリットって?
最後に建築条件付きの土地を購入するメリットについて考えておきます。まず大きなものとして注文住宅を購入するにしてはかかる費用の総額がわかりやすいことでしょう。
上でも触れたように、基本的に建築条件付きの土地を販売しているのは工務店やハウスメーカーなどであることがほとんどです。ですので、土地購入と住宅を建てる時の窓口を1つにまとめることができるので、資金計画なども立てやすくなります。
また、土地の売主が工事の施工会社ということであれば、建築スケジュ―ルなどもわかりやすいのが特徴でしょう。いわば、建売住宅と注文住宅の間をとっているのが、建築条件付きの土地の魅力といえるかもしれません。
また、工事を請負することがわかっているので、土地購入に関する手数料などについても業者側で負担をしてくれることがあるようです。この手数料というのも大きな額になりがちですので、割引してもらうことができるといった点はメリットだと言えるでしょう。
ただし、建築条件によっては注文住宅なのに建売住宅と変わらないといったこともありえますので、その点だけはしっかりと注意しておく必要があります。一概に建築条件付きの土地を購入するのが正解であるとは言えませんので、選択肢の1つとして考えておいた方が良いかもしれません。
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