注文住宅で失敗しない秘密を公開中です
一般的な宅地造成費用の相場とは
宅地造成費用とは、宅地として利用できる状態にするために行う整地や土盛りから土止めなどの工事のために必要になる費用を指しています。
宅地造成はあまり聞き慣れないものですが、整地は凹凸がある土地を建築のための地ならしの工事で、整地と共に伐採・抜根や地盤改良も費用に加わります。
また土盛りは道路より低い土地を土砂で埋めて地上げする工事で、土止めは土手など土砂が崩壊するのを防ぐための工事です。いずれの工事費用も都道府県別に国税庁が公表している財産評価基準書により一般的な相場が決められており、それぞれの地域で金額については細かな違いがあります。
東日本の宅地造成費用の一般的な相場
まず東日本でどのような金額になるかについてですが、基本的にそれぞれの地域を管轄する国税局により費用については統一されていますので、国税局単位で相場が決まっています。
まず北海道を単独で管轄している札幌国税局では平坦地の整地費は400円、伐採・抜根費は400円、地盤改良費は1,200円、土盛費は3,700円、土止費は36,500円です。
続いて東北地方で青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県などの5県を管轄している仙台国税局についてご紹介すると、整地費は500円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,600円、土止費は49,600円です。
東日本エリア県別管轄国税局
北海道 ・・・・ 札幌国税局
青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県・・・・仙台国税局
茨城県・栃木県・群馬県・長野県・埼玉県・新潟県 ・・・・関東信越国税局
東京都・千葉県・神奈川県・山梨県・・・・東京国税局
富山県・石川県・福井県・・・・金沢国税局
愛知県・岐阜県・静岡県・三重県 ・・・・名古屋国税局
続いて北関東の関東信越国税局が管轄している茨城県・栃木県・群馬県・長野県・埼玉県・新潟県など6県では、整地費は500円、伐採・抜根費は800円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,100円、土止費は43,600円
です。
続いて東京国税局は首都圏の東京都・千葉県・神奈川県・山梨県など1都3県を管轄しており、整地費は500円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,200円、土止費は46,500円
です。
金沢国税局は富山県・石川県・福井県などの北陸3県を管轄しており、整地費は400円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,000円、土止費は43,900円
とされます。
名古屋国税局管轄の愛知県・岐阜県・静岡県・三重県など4県においては、整地費は500円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,100円、土止費は44,400円です。
西日本の宅地造成費用の一般的な相場
続いて西日本についてご紹介すると、大阪国税局が管轄している大阪府・奈良県・和歌山県・滋賀県・京都府・兵庫県など2府4県に渡り広い範囲で同じ費用が適用されています。
いずれも整地費は500円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,000円、土止費は44,500円とされています。
続いて広島国税局管轄の鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県など中国地方の5県においては、整地費は400円、伐採・抜根費は400円、地盤改良費は1,200円、土盛費は3,900円、土止費は41,700円です。
西日本エリア県別管轄国税局
大阪府・奈良県・和歌山県・滋賀県・京都府・兵庫県・・・・大阪国税局
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・・・・広島国税局
徳島県・香川県・愛媛県・高知県・・・・高松国税局管轄
福岡県・佐賀県・長崎県・・・・福岡国税局
熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・・・・熊本国税局
沖縄県・・・・沖縄国税事務所
高松国税局管轄の徳島県・香川県・愛媛県・高知県などの四国4県では、整地費は400円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,200円、土盛費は4,000円、土止費は35,800円とされています。
北九州の福岡県・佐賀県・長崎県など3県を管轄している福岡国税局では整地費は400円、伐採・抜根費は500円、地盤改良費は1,300円、土盛費は3,800円、土止費は38,700円です。
南九州の広い範囲を管轄する熊本国税局では熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県など4県が範囲に含まれており、整地費は400円、伐採・抜根費は500円、地盤改良費は1,200円、土盛費は3,900円、土止費は39,600円です。
また沖縄県を単独で管轄する沖縄国税事務所では、整地費は400円、伐採・抜根費は600円、地盤改良費は1,300円、土盛費は4,300円、土止費は41,500円とされています。
宅地造成費用についての注意点
上記でご紹介したそれぞれの地域の費用については、面積1平方メートル当たりの単価になりますので、具体的な費用を求める際には1平方メートル×面積で計算を行ないます。また上記の金額は平坦地に該当する金額になりますので、傾斜地についてはまた別の造成費が規定されています。
さらに工事についてはそれぞれで具体的な工事内容が規定されていますので、造成費に該当する工事に別の工事を含める事はできません。例えば過去に実際にあった事例では、給水管等敷設費を含ませた場合に造成費に認められないケースがありました。
これは国税不服審判所の採決によるもので、給水管等敷設費は宅地を家屋の敷地として用いるための費用に分類されるため、造成費には当たらないと判断された事もあります。このあたりの判断については難しい所もありますので、造成を行う際にはあらかじめ細かな確認が必要です。
ほんのひと手間で費用が数百万円変わる可能性があります
あなたの条件に合った施工会社を見つけるためにも必ず登録すべきです。
タウンライフ家づくり
無料!簡単3分でネット一括依頼!
・全国300社以上の注文住宅会社があなたをサポート!
持ち家計画
約1000社の中から注文住宅会社を比較できる
・最短2分の手続きで無料でカタログ請求ができる!
「タウンライフ家づくり」と「持ち家計画」
この2つに登録しておくと間違いないです。
我が家はほぼ同条件にもかかわらず760万円安くなりました
関連ページ
- ハウスメーカー選びのポイント!格安と大手の違いについて
- ハウスメーカー選びのポイントを格安と大手の違いに焦点をあてて解説しています。
- 建築条件付と建売…どちらが狙い目?
- 建築条件付と建売のどちらが狙い目なのか、比較しながら解説しています。
- 注文住宅の見積書で比較したい項目はどれ?
- 注文住宅の見積書で比較したい項目をお伝えします。
- ハウスメーカーで家を建てる際のデメリットとは?
- ハウスメーカーで家を建てる際のデメリットをご紹介しています。
- 注文住宅をハウスメーカー1社だけに絞るとどうなるの?
- 注文住宅をハウスメーカー1社だけに絞るとどうなるのかお伝えします。
- 注文住宅の交渉で失敗しやすいポイントについて
- 注文住宅の交渉で失敗しやすいポイントと対処法をご紹介しています。
- ハウスメーカーの注文住宅の平均価格について
- ハウスメーカーの注文住宅の平均価格について説明しています。
- 迷ってしまう鉄骨住宅と木造住宅…それぞれを比較!
- 鉄骨住宅と木造住宅の特徴をそれぞれ比較しています。
- 注文住宅で高い見積もりがでたらどうしたらいい?
- 注文住宅で高い見積もりがでたらどうしたらいいのか説明しています。
- 注文住宅を依頼する場合の工務店は何社くらいの見積もりが必要?
- 注文住宅を依頼するとき、何社くらいの工務店から見積もりをとればよいのか説明しています。
- 土地を工務店で直接購入する メリットとは?
- 土地を工務店で直接購入するメリットについて説明しています。
- 都内で20坪の家…住み心地はどんな感じなの?
- 都内で20坪の家の住み心地をご紹介しています。
- 建売と注文住宅をコスト面で選ぶならどちらが得?
- 建売と注文住宅をコスト面で選ぶならどちらがお得なのかご説明しています。
- やっぱり注文?建売住宅購入のデメリットとは
- 建売住宅購入のデメリットを注文住宅と照らし合わせながら説明しています。
- モデルハウスみたいな注文住宅は住みやすいの?
- モデルハウスのような注文住宅は住みやすいのかどうか解説しています。
- 注文住宅を依頼するなら大手と子会社どちらのメリットが大きい?
- 注文住宅を依頼するとき、大手と子会社のどちらの方がメリットが大きいのか説明しています。
- 注文住宅のメーカーにより違う使用材選びのコツ
- 注文住宅のメーカーによって違う使用材選びのコツをご紹介しています。
- 建売最大のデメリット?間取りが変えられない!
- 建売住宅の最大のデメリットは間取りです。その理由を注文住宅の場合と比較しながらお伝えします。
- ネットから依頼する注文住宅は信頼できるの?
- ネットから依頼する注文住宅は信頼できるのか否かについて説明しています。
- 建築業者の決め手は何?ある体験談について
- 建築業者の決め手を体験談に基づいてご紹介しています。
- 住宅を建てるためのプランニングのコツとは
- 住宅を建てるためのプランニングのコツをご紹介しています。
- 建設完了までどれくらい?注文住宅の総時間 について
- 注文住宅が建設完了するまでの総時間をお伝えします。
- 住宅費用のうち内部給排水工事が占める割合とは
- 住宅費用のうち内部給排水工事が占める割合をお伝えします。
- 交渉次第で値切りも?注文住宅の一般的な値引率はどれくらい?
- 交渉次第で値切りができる場合があります。このページでは、注文住宅の一般的な値引率がどれくらいなのかをご紹介しています。
- やるとやらないでは大違い?家購入時の割引テクニックについて
- 家を購入するときに生かせる割引テクニックをご紹介しています。
- 30坪の家を建てるための一般的な金額について
- 30坪の家を建てるための一般的な金額をお伝えしています。
- 家を新築するための費用内訳を理解しておこう!
- 家を新築するときの費用の内訳の読み方をお伝えしています。
- 注文住宅の値引き交渉…本当にできるの?
- 注文住宅の値引き交渉の仕方をご紹介しています。
- 建築条件付きの土地総額が安くなるのはなぜ?
- 建築条件付きの土地総額が安くなる理由をご説明しています。
- 都内で注文住宅を建てる際の相場について
- 都内で注文住宅を建てる際の相場をお伝えしています。
- 都道府県別!注文住宅のための坪単価を網羅!
- 注文住宅の坪単価を都道府県別にご紹介しています。
- 一戸建てを一から建てる場合の相場について
- 一戸建てを一から建てる場合の相場をお伝えしています。
- 工務店選びのポイント?施工面積と坪単価の関係とは
- 施工面積と坪単価の関係をもとに、工務店選びのポイントをお伝えしています。
- 徳島県は狙い目?木造一戸建てを建築する際の坪単価
- 徳島県は木造一戸建てを建築する際の坪単価から考えて狙い目かどうかをお伝えしています。
- 注文住宅の価格決定時に相場を当てにするべきなの?
- 注文住宅の価格を決めるときは相場を当てにするべきなのかどうかについて説明しています。
- 注文住宅メーカーが提示している坪単価は意外といい加減?
- 注文住宅メーカーが提示している坪単価は信用できるものかどうかを説明しています。
- 家を建てる際に考えておきたい坪単価とは何?
- 家を建てる際に考えておきたい坪単価について解説しています。
- 旗竿地なら必要になる外構工事の費用について
- 旗竿地なら必要になる外構工事の費用をお伝えしています。
- 坪単価50万くらいの家はどれくらいのグレードになるの?
- 坪単価50万円くらいの家のグレードがどれくらいなのかお伝えしています。
- 40坪の土地の注文住宅の平均的な総工費について
- 40坪の土地の注文住宅の平均的な総工費についてお伝えしています。
- 家のグレードをワンランク上げるにはどれくらい費用が増える?
- 家のグレードをワンランク上げるにはどれくらい費用が増えるのかお伝えしています。
- 地盤改良工事費や外部給排水工事などの諸経費について
- 地盤改良工事費や外部給排水工事などの諸経費についてお伝えしています。
- 家の外部の電気工事に関わる 工事費はどれくらい?
- 家の外部の電気工事に関わる工事費がどれくらいなのかをお伝えしています。
- 60坪で駐車場庭付きの家の費用はどれくらい?
- 60坪で駐車場庭付きの家の費用はどれくらいなのかを説明しています。
- ハウスメーカーは総額2800万程度で収まるの?
- ハウスメーカーは総額2800万程度で収まるか否かについて説明しています。
- 工務店へ一軒家を依頼するならいくら必要になる?
- 工務店へ一軒家を依頼するならいくら必要になるのかお伝えしています。
- 鉄骨と木造…費用で選ぶならどちらがお得?
- 鉄骨と木造は、費用で選ぶならどちらがお得なのかをお伝えしています。
- 東京で注文住宅を建てる際の相場について
- 東京で注文住宅を建てる際の相場をお伝えしています。
- 延べ床面積40坪の注文住宅…いくらで購入できる?
- 延べ床面積40坪の注文住宅はいくらで購入できるのかお伝えしています。