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土地45坪で三台駐車は可能?間取り図面を参考に
土地の敷地面積が45坪の場合に車を3台駐車することは可能なのでしょうか。駐車スペースは、家の玄関と並び家の前の道路沿いに配置されることが多いので家の顔となります。家の他の場所とのデザインのつながりや周りの景観と調和させるためにはどんな間取り図面を描くのが良いでしょうか。
駐車スペースの間取り
駐車スペースの効率的な活用方法を考えながら間取りを作るなら土地45坪でも3台車を停めることは十分可能です。しかし、駐車スペースの間取りを考えるときには沢山のポイントを考慮に入れなければなりません。
例えば、家の前の道路や採光、使い勝手や車や人のスムーズな出入りなどです。また、何よりも安全面を第一に考えなければなりません。無理な間取りにして、道路の様子が見にくかったり、道路から家の車や人の出入りが見難くなったりするというのでは家を建てる意味がありません。
駐車スペースを配置する敷地のタイプは3つに分けられます。一つは北入タイプです。これは一般に北側道路と呼ばれる物件で、北側に玄関があります。北側に駐車スペースを配置できますから、よく日の当たる南側をリビングや庭のために使用することができます。
しかし、45坪で3台の駐車スペースを確保するためには、リビングの敷地を減らした間取りにする必要があるでしょう。3台を置くと車の後部と家の壁や窓の距離が近くなりますので、排気ガスの流入や壁の汚れに気をつけましょう。
次は南入りタイプです。南側に庭を置きますので、駐車スペースと南側の敷地を分け合う必要があります。
そして、リビングが通りから丸見えになってしまわないように、駐車場の敷地を上手に用いる事ができるでしょう。
最後のタイプは東、西入りです。このタイプのメリットは建物の東側か西側に駐車場を配置できますので、南側の敷地を庭などに十分用いることができます。さらに前面道路と駐車スペースの位置関係も敷地の条件に合わせて考えましょう。
もし前面道路が4メートルなら、道路に対して斜めに駐車スペースを配置する間取りにすると、駐車場への入口が狭くて済みます。幅4メートルほどの入り口で足りるでしょう。一方、道路と平行に駐車スペースを設けるなら入り口は8メートル必要になります。
道路と直角に設けるなら、幅は4.5メートルから5メートルは必要になるでしょう。しかし、直角の場合は奥行きが三台分あるかどうかで開口部の大きさが変わってきます。具体的な間取り図を見てみましょう。
ある物件はコストの安い正方形の家にしようとしましたが、駐車場を3台分確保するためにL字型の家にしました。
45坪の土地の北側に縦3メートル横8メートルのスペースを確保することにより小さめの車を3台置けるようになりました。
前面道路と建物の間にタイル張りの広めのスペースを作ってあるのが特徴的です。別の物件も45坪で延床面積は32坪です。前面道路に対して平行して大きなコンクリート打ちの駐車スペースを設けています。塀がないので、自由な形で車3台が止められるようになっています。
車庫のスペース
駐車スペースの間取りを考えるときに、一体どれくらいの車庫の面積をとったらいいのかを知りたいと思われるでしょう。一般的に言われる車庫のサイズは、小型自動車なら長さ5メートル、幅2.6メートルです。軽自動車なら長さ4メートル、幅2.2メートルで普通自動車なら長さ6メートル、幅3メートルとされています。
平均的には長さ5メートル、幅2.5メートルの駐車スペースが多いとされています。しかし、軽自動車であればサイズはほとんど同じですが、普通自動車のサイズはかなり差があるでしょう。ミニバンタイプやオフロードタイプ、スポーツカータイプなどでも大きな違いがあります。
それで家族の車に最適な駐車スペースを割り出すために、各車の全長に80cmを加えて奥行きを出し、車の幅に130cmを加えて車庫の最低限に必要な広さを計算しましょう。
気をつけないと、あまりに小さくしすぎて将来物件を売ろうとした時に買い手がつかなくなってしまうということもあります。この駐車スペースに関しては法律的な規制はありません。国土交通省は一般的な数値として、駐車台数一台につき幅2.3メートル以上、奥行き5メートル以上という数値を設けています。
参考情報として、車椅子利用者のためには幅3.5メートル以上、奥行き6メートル以上です。車庫証明は、実際に持っている車の車検書に記載されているサイズにだいたい10センチをプラスすれば取ることができます。この車庫のスペースを決めるときには、家族が使う自転車やバイクを停める場所のことも考えるようにしましょう。
屋上庭園が有効
3台分の駐車スペースを確保するためには、庭の敷地を犠牲にする必要があります。敷地の条件によっては庭のスペースを取ることができないこともあるでしょう。そのような時に家の屋上に庭を作るという施工方法がとても効果的です。
屋上の庭であればプライベート性を確保できますし、芝生をしくなら室温も3度ほど屋上庭園ではない家よりも下がります。しかし、しっかりとした防水処理や排水処理がなされていないと水はけが悪く雨漏りの危険性があります。
また排水口に落ち葉や土などのゴミが溜まりやすくなるので定期的な清掃が必要です。それでもこれらの問題は施工方法によって解決できますので、業者にしっかり相談しましょう。
このように土地が45坪でも3台駐車場は可能ですし、庭を犠牲にする必要もありませんので、ぜひ無理のない安全性を第一にした間取りを考えてください。
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