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暗い土地にならないための賢い土地選びとは
家を建てる時には、やはり日当たりの良い明るい場所が良いという人がほとんどです。好んで暗い土地に家を建てたいという人はほとんどいないでしょう。そこで暗い土地になってしまわないためには、土地選びの段階から賢く立ちまわる必要があると言えます。
南向きの土地だと暗くならない？
一般的に南向きの土地というのは日当たりが良いという印象が強く、多くの人が土地を探す時に妥協できない条件としてあげることが多いです。
しかし、実際に南向きであればどんな土地でも明るいのかというと、そうでもありません。最も気をつけておきたいのが、南向きの土地であるのかということよりも、南に建築スペースが取れるのかという話です。
例えばの話ですが、南向きの土地の場合では道路に面している南に駐車スペースを作ることが多く、東西に長い土地の場合はどうしても北側に建築スペースが偏ってしまいます。結果、折角の南向きの土地という条件を住宅に生かせなくなるのです。
もう1つ注意しておきたいのが、対面にある建物の高さでしょう。南向きの土地であっても、道路を挟んで対面にある家が高層マンションなどの巨大なものであれば、どうしても日当たりが悪くなってしまいます。
マンションなどは建築をする際に周囲の日当たりもある程度考慮して建てられているものですが、完全に確保できているとは言いがたい面があります。
一般的な住宅であれば問題はないでしょうが、周辺の建物の高さというのをチェックするのも忘れないようにしてください。これらを無視してしまうと、せっかくの南向きの土地であっても日当たりが悪くなり、暗い土地になってしまうでしょう。
チェックをする時間ですが、基本的には朝、昼、夕方、夜といったように時間を変えて何度も足を運んでみてください。時間によってどういう日当たりになるのかも大きく違ってくるので、手間暇をかけることが重要です。
暗い土地にならないためには家の建て方も重要？
南向きの土地というのは上でも書いたように、条件によっては暗い土地になるものです。これは他の土地では逆のことを言えるとも考えてください。
仮に北向き土地であっても、条件次第では日当たりの良さを確保することもできるのです。また地味に効果が大きいとされるのが家の建て方になります。一般的に北向きの土地というのは暗い土地になりがちであり、人気という面でもあまり高くありません。
しかし、家の建て方次第ではそのデメリットを十分に埋めることができると言われており、そうした建築を売りにしている会社もあるくらいです。そもそも注文住宅を建てる時に、土地選ぶというのは要素の1つでしかありません。
土地ですべてが決まってしまうというワケではなく、家の建て方などによって十分にカバーすることができます。特に土地を探すといった場合、南向きの土地は人気も高く、地価も他と比較するとかなり高めに設定されていることが多いです。
結果、なかなか理想の土地に巡りあえないということになるケースが非常に多いでしょう。反面で、他の土地は地価も安めに設定されていることが多く、意外と条件面にあうものが見つかりやすくもあるのです。
そこで土地の向きということだけにこだわらず、他の面まで考えた上で土地選びをするのが賢い方法だと言えるでしょう。
家を暗くしないためには窓が重要？
実は暗い土地というのは、意外と窓の位置が悪かったりするものです。そもそも住宅など建築物の居室には、採光に有効な面積が決まっているものではあるのですが、ただその基準を満たせば良いというワケではありません。
特に近年では隣家との間がほとんど空いていないというような土地も多くなっており、なかなか有効採光面積をクリアするのが難しいようです。
では、どのようにして家を明るくする窓を作るのかというと、高窓や天窓などを利用して採光する方法が一般的です。吹き抜け構造にすることで、2階部分からとりいれた光を階下まで届くようにできます。こうすると家全体を明るくすることができ、さらには人の目を気にする必要もありません。
既存の住宅で暗い家になっているというようなケースでも、リフォームで対応することもできるので、非常に効果的な手段だと言えるでしょう。また、部屋の明るさというのは開放感を感じるようにすることも重要なポイントです。
実質的な明るさや開放感を作るためにも、建築会社と色々と打ち合わせをしておくことをお勧めします。土地選びだけでは十分に対応できなかった場合でも、こうして対策をとることで十分に明るい家を作ることができます。
暗い土地になってしまうのは向きだけではなく、周囲の状況などもあるので、一概にどの土地が最高に良いということはありません。
また土地の向きによるデメリットも家の建て方や工夫次第で、十分に取り戻すことができるので、その点もしっかりと考慮して土地選びをしてください。南向きの土地でもデメリットが多いところよりは、他の土地でもメリットが多い方を選ぶことも視野に入れておきましょう。
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