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北側の家が近い土地は避けたほうが良い？
南向きの土地を買った場合、北側に隣接する家があるというケースが多いです。この場合、先に建っている家のことを考えると避けた方が良いのかと考える人も少なくありません。
住宅を建てる時に、隣家とのスペースについて考える必要というのも、ある程度は出てくるのですが、この場合はどうすべきか考えていきましょう。
北側の家が近い南向きの土地を避けた方が良い理由って？
基本的な話として南向きの土地というのは、多くの人が家を建てる時に購入したいものであり、かなり高い人気を誇っています。ですので、手に入りやすい北側に家が既に建築されている南向きの土地、というのも珍しいものではありません。
どちらかと言えば、近年の住宅事情を考えるに近隣にまったく家が建っていない土地というものの方が少ないと言えます。余程、道路から離れている離地であるといったケースでなければ、ほぼ近隣すべての土地に何かしらの建物が建っているはずです。
北側に家が建っている南向きの土地を避けた方が良いというのは、後々にトラブルになる可能性を秘めているからだと考えて良いでしょう。
北側の土地を購入した人からすれば、日当たりの良い南側に向けて家を作っているはずであり、ベランダなどにしても南向きに作っていることが多いです。
この場合、南側の土地を購入した場合、建てる家によっては日当たりがかなり変わってくることが考えられます。
中には、ベランダにまったく日があたらなくなってしまったというケースもあり、結果として先に家を建てていた人とのトラブルが発生する可能性があるのです。
勿論、北側の土地を購入した人からすれば、いずれは南の土地を購入する人が出てくると想定しているケースもあります。この場合、よほどのことがなければトラブルに発展することはないでしょう。しかし、土地を購入する前からそこまで気を回していては、大変だということで敬遠する人も多いようです。
逆を言えば、南側の土地で運良く良い土地に巡りあえたという以外では、こうした何かしらの問題がある土地が残っていることも少なくありません。
北側の家が近い土地は買わない方が良いの？
結論から書いてしまいますと、絶対にお勧めできないということはありません。先程も書いたように、ご近所さんとトラブルになりやすいかもしれませんが、それはあくまでも確率的な話です。
必ずトラブルになると決まったワケでもありませんし、むしろ確率的な話でいえば可能性としては低いと言えます。特に近年の住宅事情を考えてみれば、隣家と隣接するようにして住宅を建築するといったケースも多く、ある程度は仕方ないと割りきって購入している人がほとんどだからです。
基本的に土地というのは購入した人のものであり、そこにどういった家を建てるのかは自由なので、気にしないという人であればトラブルのことも大丈夫でしょう。
むしろ敬遠されがちでもある土地なので、南向きにしては価格が安かったりするケースもあるので、十分に考慮すべきメリットはあります。また、北側の家に悪いなと思うのであれば、建築会社と相談の上である程度の配慮をすることも可能です。
例えばですが、屋根の形を切妻にするなどのことであれば、そこまで大きな負担にはならないでしょう。他にも家の外壁を白色にするなどで配慮していますよというポーズを取ることも可能です。ちなみに北側の隣家の日照悪化を防ぐための建築基準などもあるので、変に遠慮をすること必要もありません。
北側の家とトラブルになったらどうするの？
基本的にトラブルになる可能性はあったとしても、建築してしまった後ではどうにもすることはできません。仮にトラブルになったとしても、相手としては家を立て直せとまでは言えないものですので、そこまで気にすることもないでしょう。
どうしてもトラブルにあいたくないのなら自治会に話を通しておくなどをすれば、そこまで大きな問題になりません。最悪のケースを考えると警察に相談する必要もあるでしょうが、上でも書いたように北側の家を購入した人は最初から想定している事柄です。
自分のいないところで、あの家が建ってから日当たりが悪くなったと言われるようなことはあるかもしれませんが、そんなことまで気にしていては家を建てることができません。
土地探しというのは、そもそも時間のかかるものであり、自分の希望が100％叶うような場所を見つけることができるケースはほぼないでしょう。ですので、どうしても妥協すべき部分というものが出てくるものとして、ある程度は割りきってしまう必要があります。
北側の家が近いことで折角の南向きの土地が余っているという状況であれば、その土地の条件次第ではありますが、不動産屋に足を運んでみるくらいはすべきです。具体的な建築時の間取りなどは、専門家と相談をしながら決めていくべきことなので、素人が最初からそこまで立地に関して気にしなくても問題ありません。
特に東京都内のような場所では、そうした土地であることが当たり前ですので、特に避けるべき理由としては薄いと考えておいてください。
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