注文住宅で失敗しない秘密を公開中です
2世帯住宅の理想の家の間取りとは？
親世帯と子世帯が共に暮らす2世帯住宅は家族同士が仲良く暮らし、お互いが支え合うことができる理想的な住宅となりますが、建築する際には考えておかなければならない事も多くあります。
やはり家族とはいえ全てをオープンにした場合には暮らしにくさが生じることにもなりかねず、お互いを尊重した暮らしになるように特に間取りについては工夫が必要になるのですが、どのような形が2世帯住宅における理想の間取りとなるのでしょうか。
まず理想の間取りを考えるうえでどの程度を分離または共有させるかが大きな鍵になり、一般的には完全分離型・部分分離型・共有型のいずれかから選択する事になります。
まず完全分離型とは同じ敷地内に建物を建てるものの双方の世帯の居住空間はまったく別にする事になり、それぞれが独立して生活を送る宅になります。
この場合は建物は同じですが玄関は二つ作られ内部空間は双方共に繋がってはおらず、玄関だけでなくリビングや浴室なども含め全てが分離されています。
続いて部分分離型では玄関や浴室などの共有部分は持つものの、それ以外のリビングなどはそれぞれの世帯で分離している住宅になり、さらに共有型はより多くの共有部分を増やすことになるため生活はほぼ同一のものとなります。
この3タイプの中で2世帯住宅の理想的な家の間取りを考えることになり、双方の世帯の関係性やプライベートから将来に渡ることも踏まえつつ、それぞれのご家庭の実情に合った住宅を選択しましょう。
2世帯の注文住宅の平均はどれくらい？
以前より核家族化が進行する中で、お年寄りが孤独に暮らしていたりまたは待機児童問題で働きに出れない方もいるのですが、2世帯住宅を建築して親世帯と子世帯が共に暮らした場合にはこうした様々な問題が解決する事になり、単に家族間の絆が強まるだけでなく暮らしやすさや利便性も高まる事になります。
ただその一方で単独世帯が注文住宅を建築するのとは大きく異なり、家族が増えたことで住宅の規模が大きくなるのはもちろんのこと、玄関・風呂・キッチン・トイレなどを初めとして部屋や設備を増設する場合もありますので費用が多く掛かることになるのですが、2世帯の注文住宅を建築する場合に平均費用はどれくらいになるのでしょうか。
まず単独世帯の注文住宅を購入する際には全国平均でおよそ3561万円とされているのですが、2世帯になるとこの数字に平均しておよそ700万円から1000万円が加算されるケースが多くなります。
つまり加算した場合にはおよそ4261万円から4561万円ほどが実際の平均値になりますので、費用負担は著しく増える事になります。
ただ金額で見れば大きくなるものの親世帯からも費用が捻出されることが多くなりますので、現役の子世帯の負担がそれほどに大きくなるわけではなくそのあたりのお金のやり取りに関してはしっかりと話し合いをしておくと良いでしょう。
またすでにある住宅をリフォームして2世帯に改修する場合はわずか数百万円ほどになりますので、必ずしも建て替えが必要になるわけではなく低いコストで改修することも可能になります。
45坪で広さを実感できる間取りのコツ
家というのは実際に住んでみると坪数よりも広く感じたり、逆に狭く感じたりすることがあります。たとえば45坪の家となればそれなりの広さがあるわけですが、実際に広く感じるかどうかは間取りが重要になってきます。
たとえば、部屋の数もポイントの1つです。坪数に応じて広さはあらかじめ決まっていますから部屋の数が増えれば増えるほど各部屋は狭くなっていきます。
家族構成などによって必要な部屋の数は変わってきますし、家族が多いほど部屋の数も増やさなければなりません。ですが本当に必要な部屋なのかどうか、この点をしっかり検討して間取りを決定するようにしましょう。
また、部屋同士をつなぐ仕切りをなくしてしまうことで開放感を出すことができ、実際よりも広く感じることができますので、部屋を完全に仕切れるようにするのかどうかも大切です。
キッチンを対面式にするのもコツです。通常のキッチンではリビングなどとの境界に壁があり、キッチンはもちろんリビングも壁があることで圧迫感を感じ狭いように思えてしまいます。
対面式キッチンなら壁が必要ないためキッチンとリビングにつながりが生まれ、実際の面積よりも広く感じることができます。
間取りをちょっと工夫するだけでも実感できる広さはまったく変わってきます。間取り図ではなかなか感じられない部分ではありますが、コツを知っていれば間取りを検討する段階で家をより広く感じられるようにすることができます。
50坪の家のおすすめ間取り構成術
注文住宅の場合、間取りをどうするかは大切です。間取りに失敗してしまえばたとえ広い家でも住みにくいと感じることになってしまいます。では、50坪の住宅の場合どのような間取りが良いのでしょうか？
50坪となると広めの住宅になりますので、広大なスペースをどう利用するかがポイントになるでしょう。たとえば、部屋の数を最小限に抑えて各部屋を広くするのも1つの考え方です。
吹き抜けにしたり、各部屋の仕切りをなくす、もしくは収納できるようにするとさらに開放感が出て気持ちの良い間取りにすることが可能です。
逆に部屋の数を増やす考え方もあります。50坪という広さを活かして部屋の数を増やし、用途などに応じて各部屋を使い分けられるようにするわけです。
部屋の役割がしっかりと決まっていれば片付けや整理もしやすく、家族みんなが快適に暮らすことができるでしょう。家の中央に広めのリビングを配置し、その周囲に各部屋を配置するようにすれば移動もしやすくなります。
最終的には自分と家族がどんな家に住みたいのか、これが重要になってきます。注文住宅の間取りを決める時は家族みんなで話し合い、どんな部屋が必要で、どのくらいの広さがいいのか、どうすれば快適に生活できるようになるのかを中心に検討していきましょう。
そうすることで間取りも自然と決まっていきますし、間取りで失敗することも減るでしょう。まずは家族全員が過ごす時間が長いリビングをどうするのか決めるのもおすすめです。
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